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主旨


テーマ: 「ルールのデザイン/デザインのルール」


主旨文:

都市の形がデザインされるべきではないか。

これまで、何人もの建築家たちが都市の形を提案してきた。
それらの多くは都市という名の巨大な建物であった。
しかし、都市は巨大な建物ではない。建物の集合体である。
建物が集合するということは、それぞれ他人同士がつくった建物が集合するということである。
そうして都市の形ができていく。
しかし、建物が集合してできあがる形を誰も知らない。誰もデザインしていない。

都市の形はデザインされるべきではないだろうか。
それは、建物が集合するルールをデザインすることである。
これまで建築家はルールに無関心だった。
ルールを動かしがたい与条件として受け入れるだけか、ルールを無視した空想を描くだけだった。

今日、都市の形を決定するルールは複雑怪奇になっている。それはルールをつぎつぎと変更し、継ぎ足してきたからだ。その結果、都市がどのような形になるのか、誰もわからない。
小さな民家の隣に、突然、高層ビルが建つ。
しかし、それでよいのか。
都市の形はどうあるべきなのか。
単純なこの原点に立ち返って、ルールをデザインしなおすべきではないだろうか。

京都は計画都市である。
正方形街区という単純な形のルールが定められた。
しかし、しだいにルールは変更され改変される。
高層ビルや自動車など、想定されなかった技術も都市に入ってくる。
その矛盾が現在の京都である。
だからこそ、京都は都市のルールを考えるには都合の良いサンプルといえる。
設定されたルールと、ルールを逸脱する建物の葛藤を如実に見ることができるからである。
京都を一例として都市のルールを考える。考えたルールは他の都市に展開できるだろう。

もちろん、ひとつひとつの建物がもつ力も大きい。
私たちは建物の力を信じている。
建物がルールをさらに魅力的にすることも可能だろう。


各年のテーマ:

この合同スタジオは、今年から3年間続けられる。各年、異なる観点からルールをデザインする。
    2009年・・・境界線のルール
    2010年・・・アクティヴィティのルール
    2011年・・・環境のルール


参加校: 京都大学、京都工芸繊維大学、京都工芸繊維大学、京都造形芸術大学、立命館大学、京都建築専門学校チーム